保育所保育指針より
また、保護者と密接に協力して、子どもにとって豊かで安定した家庭養育が図られるように支援する。
(3)特別な配慮を必要とする子どもと保護者への対応
保育所に入所している子どもに、虐待などが疑われる状況が見られる場合には、保育所長及び関係職員間で十分に事例検討を行い、支援的環境の下で必要な助言を行う。また、子どもの権利侵害に関わる重大な兆候や事実が明らかに見られる場合には、迅速に児童相談所など関係機関に連絡し、連携して援助に当たる。保護者への援助に当たっては、育児負担の軽減など保護者の子育てを支援する姿勢を維持するとともに、その心理的社会的背景の理解にも努めることが重要である。
地域における子育て支援
(1)一時保育
保育所における一時保育は、子育て支援の一環として行うものであり、その意義及び必要性について保育所全体の共通理解を得て、積極的に取り組むように努める。一時保育の実施に当たっては、市町村の保育担当部局と緊密な連携をとりつつ、地域の一時保育ニーズを把握し、それに基づいて実施すること。
一時保育における子どもの集団構成は、定型的、継続的な通常保育の集団構成と異なることから、一人一人の子どもの心身の状態、保育場面への適応状況などを考慮して保育するとともに、通常保育との必要な関連性を配慮しつつ柔軟な保育を行うように努める。
なお、保育中のけがや事故に十分配慮するとともに、事故責任への対応を明確にしておくことが必要である。
(2)地域活動事業
保育所における地域活動事業は、保育所が地域に開かれた児童福祉施設として、日常の保育を通じて蓄積された子育ての知識、経験、技術を活用し、また保育所の場を活用して、子どもの健全育成及び子育て家庭の支援を図るものである。このため、保育所は、通常業務に支障を及ぼさないよう配慮を行いつつ、者の子育て負担や不安・孤立感の増加など、養育機能の変化に伴う子育て支援が求められている。
地域において最も身近な児童福祉施設であり、子育ての知識、経験、技術を蓄積している保育所が、通常業務に加えて、地域における子育て支援の役割を総合的かつ積極的に担うことは、保育所の重要な役割である。
さらに、保育や子育て支援の質を常に向上させるため、保育所における職員研修や自己研鏡などについて、不断に努めることが重要である。このため、前章までの関連事項に留意するとともに、以下に示す留意事項に基づき、保育や
地域子育て支援などの充実に努めることが必要である。
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